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武装錬金:第74話 二つの決戦
非常に胃に悪い前回の「決戦だ―」ひきからの続き。
てなわけで戦団に捕捉されたヴィクターサイドのフォローから。
やー、新デザインお披露目でヴィクター来たのかと思ったら今回ヴィクターはシルエットのままで進みましたですねー、ってわけで新デザインはもうちょいお預けですかそうですか。
ヴィクターを捕捉したのは潜水艦(サブマリン)の武装錬金 ディープブレッシング。
…いやもう、今更武装錬金それぞれに突っ込み入れるのもどうかと思い始めましたが、それにしても潜水艦て!やり過ぎ感が溢れてて素敵でございます、まあかませでしたが。
なんだかこの潜水艦に関しては色々突っ込みたい部分もある気はしますが、まあその辺は各種サイトで突っ込んでくれるだろうからいいかー。かませだし(しつこい
でもなんで潜水艦なんだろうなー。

のっけ3ページ使ってヴィクター捕捉に関してのエピソードののちにカズキサイドへ、そんなわけでヴィクター戦に総力を次ぎこむ為にカズキ再殺は一時中断。
…もっとも、それにはいそうですかと納得出来ないのが火渡なんですがー。

あー、なんだろ…カズキがえらい好戦的で…やっぱ、らしくない、よねぇ。
この辺のカズキの感情の振り幅が最近ちょいと気になるところ、ブラボーの件があって、それで火渡に対しての嫌悪が―とか…まあ普通ならそれでもわかるんだけど。
んでも今までの作中でのカズキの描かれ方だとそこであからさまなん憎悪を表現したりはしないんじゃないかなー…と。
そりゃまあ言うてもまだまだ16歳の未熟者だし、聖人君主なんかじゃありゃしないんで自分の感情露骨に出したりはアリだとは思うのだけど。というか、それが普通の少年の姿だとは思うんだけど。
それでもカズキは辛い事とか悲しい事とかあると自分の感情を押しこめてきた、隠してきた、だからこそのこの感情表現の落差がとても気になるのですよ。
和月氏の描写ミス?ともちょいと思いましたけど、んでも5巻のライナーノートでの「どこまでいってもカズキはカズキ」っていう言葉がある以上は、やっぱきちんとわかっててやってるんじゃないのかなー…とか、ねぇ。
あとカズキの内面表現がやたらと避けられてたりとか、その辺も。
んー…今まで押しこめたり隠したりしてた負の感情とかがヴィクター化を契機に表層に現れてきたとか、そんなんがあったりするのかなぁ。そーだとしたらちょっと怖い…というか、悲しいかなぁ。
カズキ自身がその「らしくなさ」を気づいているのかが気になるところ。

というか、このカズキの「らしくなさ」を斗貴子さんに気づいてもらいたいんだけどなァー、前回の「死―」とかもだけどさ。

そんな感じに一色即発なカズキと火渡をスルーで独り物思いにふける照星さん。
7年前の、子斗貴子さんを保護した時の回想。あ、子斗貴子さんお姫様抱っこだ(いや、そこはともかく)
「死なせたく ない」という防人の表情は、皆を守りたいという決意を胸にした時のカズキとやっぱちょっと、似てるよな。
だからこそ…自分と、7年前の自分と同じ「皆を、守りたい救いたい」という姿をカズキの中に見出したからこそ、ブラボーはカズキに過剰に思い入れしちゃったりしたのかなー。とか、ねぇ。
そして、そんな防人達の傍らで膝を抱えて打ち震える火渡が―…と。
防人同様、火渡も7年前の事件を引き摺ってるんだよ、ねぇ。まあこの辺は後でフォローが入るんでそっちで。

さあ、激突…というカズキと火渡を軽く抑える照星さん。
アメリカンに「HAHAHAHA」と笑いながらゴスゴス豪快にぼこるお姿(いや、見えないけど)は非常に素敵でございます。絶対に笑顔でぼこってると思います!しかも満面の。
っていうか、モザイクかかるまでぼこるってどんなよ。
そしてぼこられてる火渡を見ながら「火渡様〜!」と涙目な毒島さんの可愛らしい事ったら!ああもう、本当に萌えッ子だなぁ。
ちゅーか中の人がわからない状態なのにこんなに可愛らしくて萌えッ子なのって凄いよな!こんなキャラクターの表現方法があるなんざ思いもしませんでしたよ。すげー。
しかしまー、照星さんのおかげでなんだか久しぶりにコメディパートだなァーと。
なんだかこーいうのも武装錬金のノリだと思うんだけど、でも最近カズキがシリアス過ぎちゃってねー…というか、表情が無くなってきてて(というか、ここのところ感情の起伏が怒りか悲しみでしか表現されてないような気がするなぁ…うーん)あんまりコメディパートにカズキを参加させれなかった部分があると思うのよねぇ。
というよりも、下手にコメディパートにカズキ入れると(今回みたいに顔出さずにぼこられてるとかならまだ別だけど)確実に浮くんだよなぁ。せつねー…。
まあ、だからこその剛太とか他の面子って気もするんですがー。

そんなわけで、改めてカズキ再殺は一時中断。
そして大岡裁き的に斗貴子さんと剛太はカズキの行動監視という名目で無罪放免。
若干ご都合主義的な部分も見え隠れはするんですが、ただそれでも「…敵であるキミに」とか「防人が身を呈して守ったその残りの命」「有意義に 使うコトです」とかの何気ない冷酷さがやっぱカズキの事を敵ときちんとみなしてるんだなーと思えて個人的には好感触です。いや、やっぱり照星さんがここでカズキを安易に甘く扱っちゃうのは違うと思うのよね。
そーいや「ヴィクター3 武藤カズキ」とカズキにその名を付きつけたのって照星さんが始めてか?

斗貴子さんと剛太がこれでお咎め無しという事がわかった瞬間のカズキの喜び方が、なんか…久しぶりにカズキらしいカズキを見た感じだわー…ああ、そうだよねー…人のことを自分の事のように喜べるのがカズキなんだよねぇ。
そして、斗貴子さんの手とはきちんと握手して、そんで剛太とは握手拒まれてるってがあるから手首を掴んで、っていうちゃんとそれぞれの事をわかっての行動を意識してか無意識かしらないけどきちんと出来てるってところが。まだ、カズキはちゃんとカズキでいるんだなー…と嬉しくもなったんですが。
そうして、人の事を自分のように喜ぶカズキの姿を見て。何を思うか照星さん―…なんか、眼差しが優しいよ、ね。
っていうか、早くカズキが普通に笑える状況になってもらいたいものなんだけどね。

照星さんと火渡、防人にばかり「7年前を引きずりやがって」と付きつけてきた火渡に自身も7年前を引きずっているという事実を優しくつきつける照星さんは素敵だなァ。
きちんと部下の事をわかってるっていう姿が、いいなぁ。
それに加えての「部下はみんな 私の大のお気に入りですから」ってのが、ああ…こんな上司素敵だわ。そして腐女子に優しい展開だにゃー(えー
ここ腐ってますよ>照星さんは総攻の方向でひとつ。無敵の攻キャラだわん。<ここ腐ってましたよ
ちゅーかホントに照星さん大好きだわ、いやもうたかだか二話登場しただけでこんなにツボつきまくりなキャラってマジに始めてですわ。ラヴ。

タイムリミット提示、残り26日(推定)―ここの所、バトルが続いてたんで話数が進んだわりに日数的には進んでなかったんですが(それでも一ヶ月は切ってるんだけど)
そしてとうとうニュートンアップル女学院に到着、ここまでが…長かった…制服姿千歳さんが提示されてから(ヲイ
ちゅか、毒島さんに連絡用のケータイ借りたりしてるんで千歳さん仲間入りフラグって事でいいのかなぁ。
ニュートンアップル女学院突入ッちゅー事で、カズキのヴィクター化と本格的に真正面から対峙する事になるんだよ、ね。
カズキのこれまでの描写の変異とか、その辺の事もこれから描かれて行くのかな―…とか、その辺が気になるところでございます。
ちゅーかマジにそろそろカズキの内面描写をお願いします、なんか…カズキが本当に感情移入できない子になっててちょいと辛いんだよう。あと目つきキツイしさぁ、うあー。
あと剛太との本当の握手イベントがあるのか?とか。斗貴子さんはきちんとカズキの変異に気づいてくれるのか?とか。

ちゅーか、カズキがこんな描写のされ方じゃなかったら確実に女装ネタありそうだったのになー(実際に着るかどうかはともかくとして)マジに残念だわー…ははーん。
…いや、別に今からでも遅くはないと思いますよ?和月先生。

追記分:
照星さんラヴ(いきなりか
もう、今はとにかくカズキの変化が一番気がかりでございます。っていうか、本当にリンゴ学園でその辺の事に突っ込んだ展開してくださいよー和月先生!!
とりあえず即ヴィクター戦ってわけじゃないんでなんとか首の皮一枚繋がった感じでのヒヤヒヤっぷりが相変わらずですけどもねー…。
ああ…色々と書きたい事はあるんだけどもちょっと洒落にならないんでやめやめ。
ちなみにヴィクター化における負の要素とかその辺に関してのダークな妄想をして鬱にいったりとかそんな内容を当初はお送りする予定でしたが(ぎゃわー
剛太、シャツの柄変わったー!!花柄って。うわはー。
…この柄のトーンも持ってねーよ、がくり。