武装錬金:72話 GONE INTO FLAME |
暗雲、土石流に埋もれる…小さな集落の学校。 そして…「始めての 任務失敗」 …おや、ここに来てまた新キャラ?最初のページの黒コートの人。 なんとなく照星部隊の隊長…てーかかつてのブラボー達の上司だったりするような予感が、いやまあわからんけど。 惨劇の後で、3人。7年前の、3人。 絶望に、うちひしがれる…姿、が―。 そんなわけで今回は回想シーンから。 やーやー7年前のブラボーわかーい。火渡のざんばら頭も可愛いー。とか、わりと腐女子風にちょっと萌えたりもしたんですが。 でもなんだろ?ここで千歳さんが「ごめんなさい 私のミスで」って言ってるのが微妙に気にかかったり…これ、ちょっと覚えておこう。 「俺達は 一人でも多くの…」 「命を 守るんだ!」 ああ、衛さん…。 7年前のブラボーは、今のカズキと同じに実直に…真っ直ぐに『一人でも 多くの命を』救おうと、絶望を前にしても…諦めようと、せずに。ああ…。 こーいうブラボーの姿を見ちゃうと、ブラボーがあんなにカズキに過剰に思い入れしちゃってるのもわかるような気がするんだよね。 自分と同じ全てを救おうとする姿を感じ、そんな少年に自分と同じ絶望を味あわせたく無く、けれども…自分以上の絶望の淵に追いやられてしまった少年。 って、これ以上のブラボーのカズキに対しての感情みたいな話は先週以前の繰り返しになるんでやめよう。 いやまあ、まだいくらでも語れるんだけども! そうして、物音。 微かな…とても微かな―。 現在、向かい合う二人の 戦士長―。 カズキ達に攻撃を仕掛けようとする、火渡の前に 立ちふさがるは…。 ああ、もう止めた。今回ストーリー云々で感想書くの止め止め。 ブラボーの「付き合いだけは長いんだ」ってので、ああ…この二人はホントに反目しつつもきちんと互いを理解してきたんだな。と。 7年前を、引きずるブラボーと。 7年前を、切り捨てろと叫ぶ火渡。 なんちゅか、邪な視線を抜きにしても、火渡はブラボーの…っちゅーか防人の事が好きなんだろうな、と。その、好きってのは…まあ友情ってのか、仲間として、なのか、好敵手として、なのか。そんなんなんだろうけども。 そう、前にも防人の「死」を気にかけて…というか、心配して…というか。 火渡は、きっと防人を死なせたくなんかない、生きて…もらいたい。その為に、割り切れ…と、過去を…切り捨てろ。と。 ブラボーは、カズキの事をとても…とても大切に、ちょっと異常過ぎるほど大切にして。 自分の命すらも、ある意味捧げるほどに大切にして。 でも、火渡からしたらカズキの存在自体が不条理…ってーか、想定外。予想外。 その、想定外の…敵を、守ろうと。自分の命をかえりみず、ただ…子供たちを守ろう、と。 そんな防人の姿が、きっと火渡からしたら非常に歯痒いっちゅーのか、見ていて苦しいんだろうなーと。辛いんだろうなーと。 「この子達を」 「守るためならば――…な」 この、ブラボーの。目、が。 きっと、この段階で…ああ、そうなんだろうなー………。 火渡の武装錬金は焼夷弾(ナパーム)の武装錬金 ブレイズ オブ グローリー …よし、ちょっとまとうな。ナパームってそれはありなのか!? ついでに検索してみたらブレイズ オブ グローリーってボンジョビかよ。うわお。 こー…再殺部隊編以降は本当に反則的な武装錬金ばかりでてきてるよなー、と。 周囲500m、瞬間最大五千百度の炎って。反則過ぎるんじゃー…。 というか、ある程度出力とかの制御が出来ないと小規模な戦いが出来ない武装錬金だよなー、とかそんな事を真っ先に考えてしまいましたが。 でもまあ、のどを切られても生きてたって事に関しての納得いく説明をちゃんとしていただければ個人的にはオールオッケー。 あれかな?炎の揺らぎとかでフェイクを見せてたとか。 てか、ナパームってありかー?とか弟さんに言ってみたら「黒色火薬がありの段階で何を言う」とか言われたよ、そーいやそーだわなー…。 「俺よりも強いはずの男がいつまでもくすぶってるんじゃねェよ…」 火渡は、防人の事をずっと ずっと認めながら。 けれども、いつまでも過去を引き摺るその姿に歯痒さも感じながら。 やり方は、一方的で、酷く不条理で。 でも、防人に、現実をつきつける…つきつけようとする、その火渡の姿は…あくまでも真摯で。頑なで。 だからこそ…だからこそ―。 7年前、防人があの惨劇の中で見つけ出した…ただ一人の生き残りの少女。 今、ブラボーの前でただ一筋の光明と共に…先に進もうとする少年。 炎の中、立ち尽くすシルバースキンの中には…少年と少女。 過去の希望と、未来の希望。 そして残された 「生きろよ」 の、言葉。 …………嗚呼………。どうして、この人、は―――。 ちょっと、今回、冷静を装ってたけど。もう本当は、全然冷静になれなくて。 だって、だってブラボーの命って前回、カズキが守った命なんだよ?カズキが救った命なんだよ!? その命をなんで、なんで…!シルバースキンを3人で被るとかできんのかよぉ…。あうー…。 なんだかこの斗貴子さんとカズキに「生きろよ」と言ってる表情が、なんか凄く…切ない。悲しいくらいに、穏やかで優しくて。凄く…いい表情をしてるのが…余計に辛いんだよ。 …やっぱ泣いていい?てか泣いてるんだけどさー…。 でもこれ、火渡自身もショックをうけてるん…だよね。なんつーのか…ブラボーきっとわかっててやってるよ。 ここで自分が犠牲に…ってのか、身代わりになれば火渡にショックを与えれる…ってーか、火渡の足止めは出来るってそんな風に思ってやってる部分があるんじゃないのかなー。と。 ああ、もうバカ…。 てゆーか、先のページの「この子達を守るためならば」とか言ってた時のあの目は。この結末を理解しての目だったんだろうな…と。 この、希望を守る為に、自分の命を顧みない…そんな目だったんだな―…と。 そんなわけでカズキの叫びで以下続く。 んでもこのまま勢いでカズキvs火渡にはならないんじゃないのかなー?と予想。 ちゅーか火渡ちょっとショックでかそうなんでまともな戦いにはならないんじゃないのかなー?と。 てーかこのままバトルに突入したらカズキちょっとヴィクター化しそうな勢いだしねぇ。 とか、ここまで泣いておきながらもブラボー生きてるんじゃないのかなー?とか予想。 いやまあ、カズキと斗貴子さんにかぶせられてたシルスキは解除されちゃったんだけども、何気に剛太が着てるシルスキATが今だアクティブだってのが、ね。戦闘不能で即武装解除だと思うんで(いやまあ、あんまり前例ないんだけどさー。戦士長レベルだと精神力で戦闘不能後もある程度は武装錬金アクティブにしたままに出来るとか言われても困るしさー…) あとはまあ………ほら、あれだ、純粋に生きてて欲しいんだよ!例え「おいおい、生きてるんかよー」とか言われようとも、わたしゃブラボーには生きててもらいたいんだよ!!他に理由なんかないよ!それだけだよ!! ちゅーわけで今回は、腐女子的に萌え所も結構あったんですけど。やっぱ、ちょっと…ショックの方が大きかった、な。辛かったな。 ブラボー…どんな無理やりな後付な理由でもいいから、生きてて…欲しいな…。 いやその、前回の話し読んだ段階でうちの弟さんと「これってブラボー戦線離脱フラグだよなー」とかは話してたんだけどねー…でも…まさかこんな形で戦線離脱来るとは思いもしなかった、よ。は…ははは…。 追記分: ようやくショックから落ちついて、冷静に読めるようになってきた…かも(かも? 火渡も悔しさで号泣するんだよなーってところとか、防人に対してのいろんな感情とか。 ああもう今回は全体的に火渡に感情移入できちゃう展開になってるんで、ラストのカズキの叫びはちょっと矛先違うぞーとか思わなくもないんですが。 んでもじゃあどこにその感情をぶつけたらいいのかー…ってなると、ねぇ。ワッキーにぶつけるか?(こら 萌えどころとしちゃ、7年前の3人組がもう可愛くて可愛くて!でもブラボー、たった7年で老け過ぎてねーか?いや、今のブラボーの顔も好きよ。 でも正直、ブラボーの性格とか考えるとこの状況になったらこーいう行動に出るのは目に見えてる事で。実際は火渡も冷静になればブラボーのこの行動はわかったんじゃないのかなー?とか、ちょっと思ってしまったり…。 ブラボーがカズキの事になるとちょっとまわりが見えなくなっちゃってたように、火渡も防人の事になるとちょっとまわりが見えなくなっちゃってたんじゃないのかなー…と。ああ…この大人達は…切ないな、悲しいな。 これで次回、ブラボー生きてるとかだったら…例え世間様から「和月、またか!」とか言われたとしてもわたしゃ全面的に支持するよ!ジャンプ5冊買うよ(おーい ちゅーかね、カズキと火渡の事を考えるとやっぱりブラボーは生きてないとだめなのよ。この二人の間の巨大な溝は、ブラボーにしか埋めれないのよ。だから…だから、お願いだから生きていて欲しいのよ。切実に。 ああしかし…ブラボーは本当に良くも悪くもカズキに呪いをかける人だよなぁ。ははは…。 (呪いに関しては…まあ過去にどっかで書いたからいいか。 しかしこんな事されたらカズキはますます前に進むしかないじゃないか。あきらめることなんか出来ないじゃないか…ブラボー…) |