武装錬金:第71話 EXCEL |
EXCEL (…に)まさる 秀でる カズキvsブラボー続き、誰かを守ろうとする時にこそ、真の全力を発揮するカズキのバトルスタイル―…今まで、今までずーっと描かれてきたカズキの力の原動力。誰かを、守ろうとする意志。 朝焼けを背に、シルエット。ああ、なんて…なんて清々しいまでの少年漫画なのか!この美しいまでの王道少年漫画っぷりにちょっと感動すら覚えたよ…最近じゃジャンプですら王道少年漫画が無くなってきてるもんねー…(それがいい事なのか悪い事なのかわたしゃ知らんが) そして、決着をつけよう…と、激突する二人。 困った、凄く困った。わたしゃやっぱりこの二人のバトルが凄く好きみたいです。 ここんとこ、バトルが知力戦的なのが続いた反動か、この二人の凄くまっとうな力と力のぶつかり合いってところが熱くて熱くて。 ちゅーかもう、なんの小細工無しのガチンコバトルってやっぱ好きみたいです…いやはや、しかも今回はカズキがブラボーを守る為にも勝たなければならない、という。その熱さが! 目の前に立ちふさがる、その相手すらを守ろうとする。その戦いが!! ああ…やっぱりカズキは誰かの為に戦うと、そういうのが一番似あうですよ燃えるのですよ。大好きだ、本当に大好きだ。 やー、そーいやブラボー正拳、ひねり入ってるね。 地面すら割る、その威力。直撃をくらい、倒れるカズキを見下ろす…ブラボーの眼差し。 や、ここのブラボーカッコイイなー。崖(というか、別に崖ってワケじゃないんだけど)の上に立つ姿が似合うわーなんか…今回は絵的になんかすっげー少年漫画的なカッコ良さに溢れてるなァ。すげー燃えるシチュエーションばっかりだわ。 そうして倒れたカズキの名を叫ぶ斗貴子さん…の声に反応するかのように、眼を見開き、そうして―。 ま、正直。シルスキ破壊はもうちょっと沢山破壊しててもよかったかなーとか思いましたが(えー ―そうして、届けと。ブラボーに、届け…と。 この届けのリフレインはあれだ、海の時と同様の構図なんだよね。そして、カズキの回想―武藤カズキから、戦士・カズキへと、その想い―を共に。 海の時には、ある意味で届かなかった想いを、今度こそ―と。 サンライトハート+の展開ギミックがこういう風にも使われるとは思いませんでしたわ、ってか穂先をまずぶつけて、その穂先を吹き飛ばして根元で直撃ってのはなかなか面白い使い方だねー。 まあ穂先吹き飛ばした時の反動とかどうなるんだろう、とか突っ込み入りそうですけど(でもまあその辺はなんとか説明つきそうな気もするけど) 『…ただ偏に― 偏に ありったけの想いと力を込めて 撃ち貫く』 でも、それがカズキの戦い方なんだよね。今までもそう、誰彼もを救おうと戦う。守ろうと戦う。 その想い。その願い。それこそが、カズキの原動力―。 互い、全力を尽くし。互い、倒れそうになる体を。…互い、支える。 純粋にここは感動…と共に、ちょっと萌えた(ゴメン)や、今回は全体的にはやっぱ燃えが強いんだけども。それでもまあ…わたしゃ色々と腐ってるし!<自分で言うな でも、そんな萌えとかはともかくとして…このシーンも好きだなー…。本当に、互いが―カズキとブラボーの互いが、体をささえあった。その、絵が。…いいなぁ。 「越えたなぁ 戦士・カズキ」 ああ…ああ、もう…これだけで…これだけで! ただいま、そしておかえり。ようやく、ようやく帰ってきたよって感じがいたしましたよ…この、呼び方一つで。全てが。 今回のカズキの回想の中で武藤カズキという少年が戦士となるまでが凝縮されていたのだけれども。 あの、海以降…ブラボーはカズキの事を戦士とは決して呼ばなかった。呼ぶ事をしなかった。 きっと、それ自体がブラボーにとっての決別を意味していたんだろうけども。 けれども、ここで、今回こうして再び『戦士・カズキ』と、決別したはずの名を呼んだ…それだけで。もう。 なんちゅかね、今回ここでなんかえらい感極まっちゃって自分でも感想書きながらだんだんぐっちゃぐちゃになってきちゃったんですけども。 でも…ああ、それでも。良かった、本当に良かったよ…カズキはやっぱりブラボーの事を守れたんだよ…精神的な意味でカズキはブラボーの事を守りきったんだよ…。もうこれだけで泣いた、号泣だよ。 (でもまあ、ここでの「越えたなぁ」ってのは精神的な意味での事なんだろうなーとか。バトル的には引き分けっぽいよねぇ。それがまたいいんだけども!) あと、ブラボーってやっぱそういった『名前』…ってか、名称っか敬称ってか、そーいうのに拘る人だよねぇ。 いやまあ、自分があーだからそれを他人にも向けてしまうってところがあるんかなー?とか。 と、そんな感じでブラボーとカズキの仲がまとまったところで綺麗に収まるかと思えば…ここで火の人がくるんかー!! ぎゃわー、火渡さん火の玉に乗って登場!しかも「殺すぞ!?」の啖呵付。ああもうたまらんー。 ちゅかナチュラルにボスレベルが連続登場ってどーよ、濃いよ、濃すぎるよ。 てなところで次回に続く、ああもう続きが気になるんじゃー。 …でも現状ではカズキぼろぼろだし他に戦えそうな面子いないし、どーするんだろうねぇ?個人的にはカズキ達を先に進めるためにブラボーが火渡の前に立ちふさがるってのを希望するんですが!戦士長vs戦士長なんて燃えるよな。 あとまあ、火渡登場の時に他の面子が驚愕の眼差しをしてたに対して、ブラボーだけは普通に睨みつけるような瞳だったんで火渡登場はブラボー的には折込済みだったのかなー?とか思わなくもないんですが。 でも、だったらなおさらブラボーvs火渡はありそうだよなー。燃えるなァ。 ところで毒島たんはどうしましたか?まだホテルで待機なんですか!? 今回、たいして出番あったわけじゃないのにさりげなく剛太がカッコイイ表情で普通に萌えちまったんですが。てかシルスキATリバースを何時まで着てるのか…似合うから無問題。いやまあ、問題自体はあるんだけども。 ゴゼン様、何気に剛太をゴーチン呼びですか!あだ名つけるの早いよ。ちゅかゴゼン様は誰と絡んでも似合うよなぁ、いいポジションだ。 んでまあ、件のブラボーとカズキが互いの体を支えあう、あのシーンをコンビニで立ち読みした時に、わたしゃナチュラルに頬が緩んでしまって怪しい人になりかけましたですよ!てか萌えたんじゃよ。いやっほう。 いいよなブラカズ、萌えるよな! 追記分: なんとなく、ブラボーのカズキに対しての感情の中には斗貴子さん同様の引け目みたいなもんがあるのかなー?とか微妙に思ったりも。 戦いの中にカズキを巻きこんでしまったのが斗貴子さんなら、カズキに戦いを求めてしまったのがブラボーなんだよ。だからこそ、普通の少年でしかなかった彼を、非日常に巻きこんでしまった引け目。普通の少年でしかなかった彼を、異端へと変えてしまった負い目を。 斗貴子さんは「償い」という形で責任を取ろうとし、ブラボーは「死」という形で責任を取ろうとしたんじゃないのかなぁ…。でも、どっちもそんな事をカズキは求めてないんだよなぁ。あああ、カズキー…。 ブラボーの「俺なんかより」ってのに、自分は弱いやつなんだっていう自覚っちゅーか…そういうのが見えて、ああだからブラボーの武装錬金は『鉄壁の防御を誇る』シルバースキンなんだなー…と。ほんと、防御系だよなー…衛さんー…。 そういえばサンライトハートの分解ギミックってvs蝶野の時のフィニッシュもソレだったんだよなー、今唐突に思い出したわ。 サンライトハートって何気に絵的に面白いギミック満載だよなぁ、やっぱ好きだわ。うん。 そーいやカズキと火渡、ここにきての初顔合わせ。てか火渡ってば武装錬金のはったり担当になりつつあるのう、似合うけども。 ところで毒島さんの素顔はまだですか!そしてニュートンアップル女学園制服姿の千歳さんは!! |