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武装錬金:第66話 NO REGRET
後悔などない、悔いはない、ただ己の信念に従うのみ。

海での対峙を背景に、互いの信念を心に刻むカズキとブラボー。
決して言葉は交わさない、二人。
それでも強い視線を交わす、二人。
そんな、始まり。

今回のサブタイトル『NO REGRET』…後悔などない。
斗貴子さんと剛太に向けられたブラボーからの問いへの答えであり、カズキとブラボーの互いの信念に対しての答えでもある。
相変わらずこういうダブルミーニングとか好きだね、和月氏。

斗貴子さんと剛太の自分の行動に悔いなどないと、その態度に少し優しい眼差しを浮かべて、この戦いに生き残れとそしてその後には戦団へ戻れるように尽力しようと、そんな言葉をなげかけて。
ブラボー優しいんだけどさ、でもそれをカズキの前でやってるってところにちょっと残酷だなーとか思ったんですが。
でもカズキはそれを承知で、そしてそれを残酷とは思ってはいないんだろうなー。
そんでブラボーもその残酷さを承知でいるとは思うのですよ、でもそれでも斗貴子さんと剛太へのフォローはカズキの分までも絶対に行おうと思ってるんだろうなーとかかんとか。

なんかね、ブラボーってこのカズキの件に関しては本当に余裕がないんじゃないのかな?と。
なんか見てて凄い必死なの、そんで凄い必死になって無理やりにカズキ再殺を自分に納得させようとしてるんじゃないのかな?と。
だってさ、そりゃー戦団側の意向もあるにせよ、ニュートンアップル女学院の件もあるんだからもう少しだけカズキに猶予を上げてもいいんじゃね?とか思うのだけれども。
それでも『今』カズキの時間を奪おうと、残された人としての時間を取り上げてしまおうとしている。
完全なるヴィクター化までまだ時間があるのなら、その時間いっぱいまで戦団の監視下で道を模索するって方法もあるはずなのに…だ(無論、前例がヴィクター本人しかないわけなんでそーいう意味ではカズキ自身がどうなるかなんてのはなんとも不安定で戦団的に猶予を与える…なんて悠長な事は言ってられないのだろうけど。でも黒い核鉄のデータ収集の意味でも現状のカズキを保護してデータ集積&ヴィクター化解除の研究とかは意味があるとは思うんだけどねー…ネタ的に黒いが)
ま、この辺の話は前にもさんざっぱら書き散らしたんでとりあえず今回はこの辺にするけど。
でもカズキとブラボーのやり取りはどれだけ見ても平行線で切なくて悲しくて苦しくなるんだよなー…特に今回はカズキとブラボー一切言葉を交わしてないし…そうか、もう言葉なんて必要無いんだ、二人に必要なのは信念のみなのか…この二人の事を思って泣いていい?
てかさ、今の二人を繋ぐものが互いに戦う事のみ…って事なんだよね。酷く残酷で強い繋がり、どちらかが本当の意味で倒れるまで続く絆(とか、そういう方向の妄想は微妙に腐女子方向に走りそうなんでこれもここで止めておこう)

さてバトル、なんかもーこの二人の事思って泣いていい?とか聞いた直後であれなんですけど、最近の武装錬金のバトルはなかなかはったり効かせててカッコ良くありません?
いやまあ場所考えて暴れろよ、とか思わなくもないんですが。てか墓場だろ、そこ。とか言っちゃだめだめ。
ブラボーのジャンプ力どんなだよ!とかちーと思ったりもしますが、カズキがサンライトハート+のエネルギー放出を推進力に空中攻撃してきたのは素直に「おお!」とか思いましたよ!このエネルギー放出を推進力に云々ってのはありそうだよねーとか前に言ってた気もしますが。でも予想したもの以上にカッコ良かったですよ、燃えるですよ。
そして、そんなサンライトハートを白刃取りで受けとめるブラボーもまだまだ戦闘的には余裕っぽくて燃えるんですよ、ってかこの二人は精神的なやりとりは切なくて苦しいのにバトルが熱くてたまらんのだよなー。
絵的な流れも綺麗だなー…、そーいやカズキって直線的な動き(まあ突撃槍だし)が多かったけれども今回のコレで縦方向の動きも加わってちょっと画面的に広がりが出てきたんじゃないかなー?所謂2Dから3Dみたいな。
ああもう、カッコ良過ぎて困る。
困るけども…とりあえず今回はどんな展開になるんだろうなぁ、前の時も「なんだかんだで結果的には決着つかずにお流れだろ?」とか思ってたのがあんな決着だったし…でも今回カズキが勝っちゃうにはまだまだ成長足りない気がするし、うむむー。

カズキとブラボーのバトルの風圧に飛ばされた斗貴子さん…の背後に迫る円山たんのちみっこ化爆弾(だから正式名称言えよ)
…の、危機を救ったのは意外や意外なゴゼン様。なんだかんだでこの二人(?)いいコンビだなァ。
そしてゴゼン様の「桜花にゃワリィが ツムリンになんかあったらカズキンがツレェからな」ってのがなんかちょっと嬉しかった。
ゴゼン様ってのは桜花先輩と意識を共有してて、もう一人の『早坂桜花』とも言うべき存在。
桜花先輩は、以前のキャラクターファイルで嫌いなものに『幸せそうな人』って載っちゃうような人だったんだけども、その桜花先輩の分身とも言うべきゴゼン様が『誰かの幸せの為』に人を守ろうとしている…と、その変化がなんか嬉しかった。
そしてその変化は間違いなくカズキによってもたらされたものなんだよね…。

なんだかんだで4センチサイズになって円山さんのお腹の中に突っ込んで「臓物をぶち撒けろ」な斗貴子さんで今週は終了。
前に円山さんが斗貴子さんの身長を『150センチ弱』と推測した時に、ネット上でさんざっぱら「斗貴子さんの身長は154センチだから表現としては『150センチ強』じゃなきゃおかしいんじゃないのか?和月また間違ったか?」と、物凄い勢いで(…って、物凄いというのは誇張ですが)批判されてたんですけど、その時の『弱』って表現が今回に向けての伏線だとしたら、批判した方々はどんな反応を示すのでショッカー。まあどうでもいいか(えー
でも4センチは流石に飲みこみ難いと思います、結構飲みこむにゃでかいよな。
しかしまー、パピヨンのパン1に始まって様々な面子が脱ぎを披露してきたマンガですけど、次は剛太かブラボーか?とか思われてた中でまさか斗貴子さん(2回目)が来るとはねー。しかもセクシーお背中披露ですよ、うひ。
これで臓物ぶち撒けて出てきたときはどうなるんだろう、やっぱ生まれたままのお姿を披露…っちゅーのはねーな、ワッキーだし。コレで特技:早着替えがの設定が活かされてくるんだろうな、チッ(ヲイ
あと円山さんが斗貴子さんを探して回り見まわしてる時の『キョトキョト』って効果音がなんか可愛いわー。円山さん乙女度高いよな、何気に。
なんか円山さんのキャラクターは個人的に大好きなんで、是非とも生き残っていただきたいのココロ。まあ斗貴子さんには元に戻って頂かないと困るんでその辺は何とかしていただくとして。
でも腹ぶち撒けられたらどうやって生き残るんだろう(うーわー

カズキvsブラボーに斗貴子さんvs円山さんとなると次は剛太vs根来なんだろうなー、なんか地味だ(言うなー
剛太、頑張れ剛太。でもそろそろカズキの事認めてメロメロになっちまえ(最後の最後でその路線に走るのか、自分)

追記分:
表紙に可愛いカズキがいるんだよ、めっさ笑顔にときめくんだよ。…本編でも早く笑顔になってくれるといいなぁ…。
武装錬金:
ブラボーに自分の選んだ行動に悔いはないか?と問われた時の斗貴子さんと剛太の「はい」の意味の違いがちょっと剛太切ないよ、剛太ってな感じで。斗貴子さんは「カズキと共に進む事」で剛太は「斗貴子先輩を守ること」なんだよなー。
切ないって言ったら「カズキに時間を!」と叫ぶ斗貴子さんの表情も切ない訳で。ああ、本当に許されるならカズキにギリギリまで時間を…猶予を与えてあげたい…。
そーいやブラボー、千歳さんの事を「かつての同期」って言ってますね…そうか、同期か、同期なのか。同期って事は同年代って事なんだよねー、セーラー服着てたけど。なんかあの辺の事にもなんか設定ちゃんとあるのかなぁ、どうかのかなぁ。
てーか別に夏休みの女学院に潜入するなら学生に変装して潜入しなくてもいい気がするんだけどなぁ、女子教師じゃ駄目なのか?
カズキvsブラボー見て思ったけど、カズキそろそろ空飛べるようになるんじゃないのかなぁ。黒い核鉄の影響で(ヴィクター化してない時にも空飛べるのかどうかは不明だけど)