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武装錬金 50話:Say it not so,Bravo.
:嘘だと言ってよ、ブラボー。
…あー。
場面は斗貴子さんサイドから、いきなりバルスカな斗貴子さん。
2話連続でひっぱった中村剛太くんの正体あっさり判明ー、今夏より錬金の戦士となった斗貴子さんの後輩だそうで。てかなんか可愛いぞ、剛太。
スパルタンな斗貴子さんを「そういうトコが斗貴子先輩のイイ所」なんて言っちゃうぞ、しかも頬赤らめちゃうぞ。なんだなんだ?剛太くんは斗貴子さん萌えですか、怖い先輩ラヴですか。
ちゅーかちゅーか、斗貴子『先輩』ですよ。斗貴子さんに新たな萌え属性付加の瞬間。
…いやまあ、単行本一巻のキャラクターファイルでそれっぽい表現はあったんですが。でもまあこうして直接的に言葉にされると…いいね、斗貴子先輩かぁ。
(ちーちんとかさーちゃんとかは斗貴子先輩と呼んでそうな気もしますがね、どうなんだろ作中でそういう表現あったっけ?)
:あっさりカズキ再殺の任を話す剛太くん、告げられた瞬間の斗貴子さんの表情がー…やっぱ辛いなァ。
知らなかったとはいえ、自分がカズキを変えてしまった…という意識がやっぱ斗貴子さんは強過ぎるからねぇ。
即座に手が出る…というかバルスカがでる斗貴子さんは本当にカズキの事となると我を忘れるところがあるなーとしみじみ。
そんな斗貴子さんをどう思うのか剛太くんは、でも剛太くんも素手でバルスカ受けとめて「そのカズキって野郎を斃す実力と!自信はある…!!」と言い切る姿なんかを見ると、たんなるちゃらい奴じゃないのかなぁ?とか微妙に感じてみたり。
それよりも、じゃあ誰が再殺の任を受けたのかー…で昼間海で遊ぶカズキとブラボーを思い出す斗貴子さんの心境を考えると、やっぱりある意味絶望的なものなのか。
てか考えるに、ブラボーが斗貴子さんをこうして足止めさせたのってやっぱ自分がカズキの命を奪うところを見せたく無いからなのかなー。そんな光景を見せたく無いにしろ、それでも真実だけは知らせたいのかなーと。
ブラボーはカズキの命も、思いも、そして斗貴子さんのカズキに対しての思いすらも全部自分だけで抱えるつもりなのかなー…と。んー。
:んでまあ斗貴子さんの「二人はどこだ」の問いに思わずその場所を教えてしまう剛太くんなんですが、これはやっぱあれかな?自分が知ってるスパルタンな斗貴子先輩が見せたスパルタンじゃない姿にドギマギしましたか?
そして、
「ありがとう剛太
 恩に切る」
「念願の戦士になれて良かったな
 おめでとう」
の、斗貴子さんのとても穏やかな表情に本気でときめきましたね剛太くん。
でもその後の慌てっぷり見るに、結構うっかりサンな予感。斗貴子さんといい、錬金の戦士って結構うっかりやさん多いのか?
あー、そーいや剛太くん所有の核鉄はLV、これって55って事でいいのかな?

:さてカズキサイド、前回の重いままの続きからなんですがー………。カズキの表情が、辛過ぎるよ。
「善でも悪でも」
「最後まで貫き通せた信念に
 偽りなどは何一つない」
カズキを、戦士へとスカウトした時の言葉で。

『一人を救う為に多数を犠牲にするのか、多数を救う為に一人を犠牲にするのか』
誰一人犠牲にする事無く救ってみせる、ってのはやっぱり理想論で。いや、例え多数を救う為でも誰かを犠牲になんてできるわけがない…と、その全てを救う為に足掻くというのが今までの作中でのカズキの書かれ方だと思うのですが。
ただ、その選択を迫られた時に、じゃあその一人に諦めてくださいとの選択を選んだブラボーを誰に攻める事ができるのか?と。
他に選択はないのか?とか思わなくもないんですが(少なくとも六週間あるんだから本隊でカズキ確保して黒い核鉄研究とかできないんか?とか思わなくもないんだけれど。流石にそれやると少年マンガじゃなくなるしな)

「俺の信念は
 一人でも多くの命を守るコト」
「そのためなら
 戦士殺しも厭わない」

「俺は」
「悪にでもなる」
…善でも悪でも、の言葉はカズキの良い意味での甘さを肯定してくれた言葉なのですが。
その、同じ言葉で今度はブラボーの大義を表現しているわけなのですね。
こういう対比がやっぱ和月先生は上手いなァ、巧みだなァ。
その後のカズキの涙顔が…せつな過ぎてちょっと泣いたですよ。いや、涙顔自体は萌えるんだけどー<最低
しかし「命を諦めてくれないか?」なんて救いの無さ過ぎるにも程があるっちゅーか、んなコト言われる少年マンガの主人公なんて見たこと無いよ。

:全てを理解して、それでもあきらめないと。まだ、足掻き続けると。
多分、全てを受け入れて、じゃあわかりました命諦めますってのがきっと一番楽な選択肢。誰も傷つけることなく、それはきっと人としての穏やかな終焉を約束されたようなものなのだし。
でも、全てを理解して、それでも足掻く。「その最後まで 貫き通す!」と、…そんな絶望的な選択を、でもやっぱりカズキは選んだわけなんですけど。
なんで、神様(というか和月先生は)カズキにばかりこんな辛い運命を…とか思うとやっぱりまた泣けてくるんですが。

「だから」
「さよなら…
 ブラボー…」

「ああ…お別れだ
 武藤カズキ」
こういう、師弟の決別ってのが最大級にきつ過ぎる。うあー。

:そんで対ブラボー戦突入。ここん所、ちょっと好きなんで後から語りますわ。
そんなこんなでバトル途中、サンライトハートに異変が。とゆか、主人公の武器変更イベントきたー。
カズキ自身に変化があったのだから武装錬金にも変化が起きると、ちゅー事はヴィクターのフェイタルアトラクションも前は別の形態だったのですかねぇ?
それにしてもサンライトハートめっちゃ好きだったんで、ここに来ての武器変更イベントはちょい切ないですわ。
サンライトハートって斗貴子さん命名なんだよねぇ…そのサンライトハートが姿を変えるってのは、ちょっと色々考えてしまいますなぁ…。
:予想としてはサイズのスケールダウンくらいしか思いつきませんが、あんまし大幅な路線変更ないといいなぁ。飾り布継続を激しく希望。
そーいや次回巻頭カラーなんですけど、新武器お披露目がカラーページなんですねぇ。なんかちょっと嬉しいけど…やっぱりサンライトハートじゃなくなるのは悲しいなぁ。
(あー、ここ数日のサンライトハート強化週間は実はこれに起因するものだったり。てか新武器お披露目の前に描き倒そうという魂胆)

:後回しにしたバトル突入周辺の話、決別とその直後の武装錬金発動への流れがもうスゴイ好きで。武装錬金って正直なところ、バトル方面の評判があんまし宜しくない感じなんですが(てかバトルマンガとしてどうなんだ…それは)
ただ、このバトル突入の2ページの流れはもう本当に鳥肌立つかと思うぐらいにカッコ良かった。そこまでに溜めに溜めたものがいっきに爆発する感覚がもう「うわあああ」と本気で声に出すぐらいにきました。
鬱展開真っ只中なんであんまり安易に燃えとも言ってられないんですが、でもここのシーンは個人的ベストシーンだと思いました。大好き。
あー、でもランスと拳のラッシュって成り立つのかー?とかそんな疑問は口にしちゃ駄目ですねそうですね。てかそれいいだしたらマンガが成り立ちません。
てかブラボーの拳をガチで食らったカズキンはマジ痛そうだ。ちゅーかまた流血だよー、カズキバトルあるたびに血だらけだよぉ。
そーいや普通に武装錬金発動しただけならヴィクター化しないみたいだね、それとも少しずつ段階を経てヴィクター化するもんなのかねぇ?
その辺も含めて今後どうなっていくのかが気になりまくりますよ、あー今回は掲載順も微妙に上がってきてて良い感じでございました。次回巻頭カラーだしな。
でも今号って合併号なんだよねぇ…この展開で次週ないって辛いなァ、ああ武装錬金は毎週毎週見せ場だらけだよ。
とりあえず次は斗貴子さん乱入、かな?対ブラボー戦はなんとなくお流れになりそうだ、流石にヴィクター化という爆弾を抱えてるとは言え、今のカズキの実力ではブラボーは倒せない気がするし。
てゆか、それ以前にカズキには自分が生きる為に誰かを犠牲にするなんて事ができるわけないし。やっぱりある程度のところで斗貴子さんとの愛の逃飛行ルートに突入なのかなぁ。

:個人的にははやいとこカズキと剛太くんが絡んでくれるといいなぁ。
どんな珍妙なやり取りになるのかが見てみたい気が。先輩萌えの剛太くんと斗貴子さん蝶ラヴなカズキン。…斗貴子さんが激しく頭を抱えそうな予感。

追記分:
武装錬金:剛太、可愛いよ剛太。そしてカズキの泣き顔はたまらんくらいに萌えるんですが。ベラボーと言われてとっさにベラボーマン思い出したのは私だけじゃないはずだ、とかとりあえず萌え&アホネタ方面の事だけ。鬱展開に関しては…ほら、こんなスペースじゃ語りきれないし(萌えに関してもここじゃ語りきれないのだけれど)
あー、何回見てもここのバトル突入への流れは美しいなァ。もう素敵過ぎてどうしたらいいんだ、とりあえずアンケート葉書2枚出し(マジ
どうでもいいですけど、錬金感想書いてるサイトの相当数で「嘘だと言ってよバーニィ!」ってのを見たんですが元ネタ何?